2007年02月06日

逝紙(イキガミ)




忙中閑ありではないが、またまたおもろい漫画見つけましたのでご報告!
間瀬元朗(まさもとろう・首に変なマークをもつ不良グループのリーダーであり、モンスターの男が主役の“キョウイチ”や、東野圭吾の原作「変身」を下敷きとした“HEADS”で御馴染み!の漫画家。)が、不定期連載という変則パターンで小学館・ヤングサンデーに描き続けている、魂を揺さぶる究極極限ドラマ

「逝紙イキガミ」(The Ultimate Limit)。

これは近未来の話?…。
「国家繁栄維持法」という恐るべき法律のある日本。
国民に命の価値を徹底して再認識させるということで、小学校入学の際に行なわれる注射によって1.000人に1人が、18~24歳の間に、注射の中に入っているナノカプセルにより、心臓を爆破され突然死させられる。
が、そんな理不尽な運命を背負わされているとは当の本人は露知らず、なんと死の24時間前に役所から「逝紙」と呼ばれる死亡予告書が届けられ、そこではじめて自分に残された時間を唐突に知るのである。
物語は、その「イキガミ」を届ける区役所職員「藤本」と、それを問答無用とばかりに、有り難くも無く頂戴する若者達が織り成す最後の一日を、オムニバス形式で描いてゆくー…。

残された時間はあと24時間。突然そんな残酷な宣告を受けたら皆さんはどうします?
マンガでは、錯乱して犯罪に走ったりとリアルにパニックに陥る人間くささに満ち溢れた各々の登場人物の所作が、本当に上手く描かれているそうだが(まだ完璧に私も読破しきっていないので、他の方々の感想をちょい引用させて貰ってます!)、
肝っ玉の小さな私としてはそれだけで何やらザワザワと穏やかならざる想いに駆られてしまう~。

年間自殺者3万人―。
98年から続くこの異常事態は、まさに『人間の安全保障』に深く関わる社会問題です。
日本の自殺の多くは、実は「追い詰められた末の死」であり、「避けられる死」であるにも関わらず、社会的な対策が遅れているがために、いまも一日90人を超える人たちが「自殺」へと追い込まれていっているからです。(「自殺の実態」へ)
(自殺支援センター・LIFELINKのHP・“ライフリンクの目指すもの”より…。)

LIFELINKのHPにある、上記の文章を引用するまでも無く、イジメにより追い詰められてゆき、死ぬ事でしか魂の救済を得られない子供や、生活苦などで自死の道を選ぶしかない悲しい大人の姿が、連日NEWSで報じられるような、侘しくも切ないこの現代にあって、実に命の価値、重さを今一度想い起こさせてくれる深みのある作品で、是非マンガに興味が無いという貴方にもお薦めしたい一冊ではあります!

http://www.youngsunday.com/rensai/comics/ikigami.html  


Posted by footstomp at 00:56Comments(0)